shapieron

勘違いバリュー投資家が真のトレーダーになるまでの物語

富士通リストラ策に思うキャリアへの迷い

久々にフォロワー数を確認したら50名近く増えていた。2chにでも晒されているのかと思ったが、このツイートが少しRTされていたからのようだ。

https://twitter.com/zorac_ca/status/1109645359502876673?s=19

まずはこれを受けた私のかつての労働への考え方を書きたい。

そしてつい最近影響を受けた事案とそれを受けて考えたことを書き連ねようと思う。

 

富士通のリストラ案

このツイートをしたきっかけは富士通が発表した45歳以上の社員リストラ。

www.itmedia.co.jp

今回のリストラは「間接部門で勤務する45歳以上の社員」が対象で、全社員の45歳以上が対象ではない。

すでに昨年間接部門の人員をSEなどの部門に移動させる案を出していたので、特に驚かなかった。

経営層からしたらカネを稼いでこないコスト部門でしかないのだから、人数少なくて回るのなら当然そちらの方が良いに決まっている。

富士通のような巨大な会社に入社した人のほとんどは、能力の差はあれど定年まで勤め上げて年功序列で給与をもらうことを前提に人生プランを考えていたことは想像に難くない。

彼らからしたら会社に急に梯子を外された気になる。

でも、サムスンなんかの競合電機企業はもっと厳しいUP-Downがあって、使えない人材は容赦なく切られていく。45歳以上で残っている人はめちゃくちゃ仕事ができる人だけ。

そういう企業と競っていかなければならない立場なのにも関わらず、ここまで年功序列で能力の低い45歳以上を雇っていた富士通はすごいと思う。

でも、これから先はもう維持できないだろう。

世の中が変わってしまった。

 

富士通の事案は他人事ではない

弊社含めup or out の考え方を持たない年功序列の日系企業では「能力のある若者はすぐに転職するけれど、仕事ができないおっさんは残っていく」傾向がある。

弊社の人員構成を見るとおっさん&管理職が全社員の半分以上を占めており、非常に歪。

会社も危機感を持っているようで、若手をたくさん採用かつ退職の引き留めをかなり強く行うようになり、役職を持たない45歳以上のおっさんを子会社に転籍させるようになった。以前よりも頻繁に。

私も歳をとったら転籍で待遇を下げられるかもしれない。

また、会社そのものもこの先どうなるかわからない。今でこそ何十年も続いてきた会社だけれど、環境の変化や一発の経営陣のミスでころっと潰れる可能性がある。

不確定要素に満ち満ちている。

 

私のサラリーマン生活(ヒルモード)

そんな不確定要素に溢れたサラリーマン生活に対する私の考え方はこうだ。

・スキルが上がる仕事ではなく残業代も満足に出ないので長時間労働は絶対しない

・定時退社徹底

・有給は全て使い切る

これは「会社のような巨大組織を自分の力で変えることはできない」「年功序列の会社では年収を上げようとするのは割りに合わない」「労働には向き不向きがあり、自分は向いてない」という考え方に基づいている。

典型的な会社にしがみつくおじさん。

会社が傾いたら露頭に迷うタイプ。

会社が潰れるかはわからないけど、そうなったらなったでその時になったら考えたらいい。

会社が潰れない限りは平均的な賃金をもらえるので、仕事に関わる時間を最小限に抑えることで省エネ生活を送る方がコスパいいよね。

特に長時間労働してまで年収を数百万円あげたいとは思わないから。

 

またとある新興国へ行った。

新興国にいって、雑踏の中ふらふら歩くのが好きなんだ。

日本に帰国して数年ぶりの訪問になるので、街中の様子が大きく変わっているのに驚いた。

私がいた頃には存在しなかった新しいビルや高速道路、地下鉄、色々なものが増えていて活気を感じる。

若者が多いから夜になっても街中から活気が消えない。日本の繁華街というと酔っ払ったサラリーマンのおっさんが泥酔してくだを巻いているのだけれど、こちらだとコーヒーショップや屋台に集まる若者がずっとおしゃべりしている。

好みの問題だけれど、私はこれが好きだ。

 

今回は現地の大学を訪問した。

企業だと仕事で訪問する機会もあるけど、大学はなかなかないからね。

現地でのツテをたどって、将来的な留学を考えているというとすんなりとアポイントを取れた。

大学のキャリア担当者と学生を交えてディスカッションさせてもらった。

学生生活の様子、勉強の環境、目指すキャリアについて2時間程度話した。

日本での外国人就労環境など、逆に私が質問されることも多かった。

みんな、すげー意欲が高い。

そういう学生を選んでくれたのだろうけど、そもそも英語でコミュニケーションを取れていることがすごい。

私が大学生の頃は英語は全く話せなかった。

 

「海外での就職や国内のITベンチャーへの就職を目指している。そのためにどんなスキルをつければいいと思うか?」

私は会社に食らいついているヒルなのでよくわからない。

そんなことを私に聞くなよ。

夢や希望があって羨ましい。

私にはそれがない。

それで、いいんだろうか。

 

彼らの国は日々発展していて、労働者も若く、賃金は年々上がる。

これから先がよくなると信じて疑わない。

少子高齢化のために大量のカネを使わざるを得ない日本の閉塞感の中で暮らしていると、なかなか持てない感覚だ。

 

就職のための学生間の競争も激しいそうだ。

学生時代のインターンが必須で、その出来で就職が決まるとのこと。

「どこの会社も今はUp or Outが厳しいですから。就職できたとしてもパフォーマンスが低いとPIPに入れられてしまいます。もちろん、仕事ができるならどんどん出世してマネージャになりますけど」

※PIP=Performance Improvement Program、いわゆる退職部屋

そんな会社に入ったら私はすぐにPIP入りだろうね。

 

そんな感じで大学とのディスカッションは終わった。

 

この先のキャリア

大学を訪問した後は、いつも通り適当に観光して帰った。

この後も仕事やキャリアについての話はずっと頭の隅から離れずに悶々としていた。

仮に会社が倒産してしまった時、もしくは日本がダメになってしまった時のために、Up or Outの世界に投げ込まれても生きていけるような仕事の力をつける必要はあるのではないだろうか。

最低限として英語の能力、そして自分の仕事の専門性を突き詰めてキャリアを作る必要があるのではないだろうか。

今すぐに転職が必要だとは思わない。

今の会社が好調のうちはここにいる価値があると思う。

 

キャリアや仕事の話を考え始めると米国公認会計士試験の失敗が頭をよぎる。

こいつにはいまだに苦しめられる。

トレードなんて目がないくらいに60万円くらいスった。

またあんな感じで失敗するんじゃないの?

 

このままじゃダメなことはなんとなくわかる。

でも、「どうせまた失敗するんじゃないの?」と心の中の自分が話しかけてくる。

長時間労働はしたくない。

頭の中がぐるぐる回る。

答えは出ない。

そんな苦しさを感じている。