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勘違いバリュー投資家が真のトレーダーになるまでの物語

【悲報】米国公認会計士を諦めた男の末路!!!

米国公認会計士の試験は諦めることにしました。

恥をさらすことになるのですが、自身の心の傷をえぐるため、そして何かみなさんの糧になればと言うことでここに記載します。

 

 

1.現状

2017年8月勉強開始

2018年12月 AUD受験 スコア59→fail

2019年1月   FAR受験 スコア69→fail

2019年3月  REG、BEC受験予定→中断

 

2017年から勉強を続けており、1月に受験したFARの結果を先日受け取り、これがFailだったため、今後の受験をきっぱり諦めることにしました。

 

2.失敗の理由

(1)プロアクティブという予備校の失敗

プロアクティブと言う予備校を利用していました。

米国公認会計士の予備校は、プロアクティブ社とアビタス社の2社が主要な選択肢の二つです。

その中でもプロアクティブを利用したのは下記の理由によるものです。

・NY州での受験をすることができる(ライセンス取得ではない)→ぱっと見かっこいい

・費用が安い(プロアクティブ:20万円、アビタス:70万円)

しかし残念ながら、プロアクティブは下記の理由によって「選ぶべきではない予備校」と私は感じました。

 ①講義とテキストが低質

テキストがペラペラで内容が薄いです。予備校の言い分では「でるところだけを抑えたテキスト」とのことですが、そんなことはないです。テキストで抑えていない論点もしっかりと出題されています。テキストの章立ても結構めちゃくちゃになっているので、論点が非常にわかりにくいです。テストでは出題されない論点であってもそのあとを理解するのに必要な概念がテキストではすっ飛ばされていることが多々あるため、初学者にとって「覚える」ことはできても「理解する」ことは非常に困難です。

また、テキストは基本的に英語表記です。予備校の言い分では「英語でやる試験なのだから英語でインプットしたほうが効率が良い」とのことです。たしかに重要な用語は無理に日本語に変換せず英語で覚えるべきだと思いますが、解説くらいは日本語で書いたほうが効率は良いと思います。日本語に変換するのが面倒臭いだけでは?

そもそもテキストに解説がほとんどありません。論点について基本的な考え方や公式がテキストに記載されているだけで、その理解を助けるような解説はほとんど記載されていません。これを補足すべき講師の講義動画も、理解を促す十分ななものとは言えません。講義の内容は「基本的な論点」「自身の自慢話」「変な例え」「過去問解説」に終始します。

テキストや過去問の誤字脱字の多さには辟易しました。それも頻繁に発生します。講義中に「あ、ここテキストの誤字脱字だから」って講師が言うのはあり得ないと思うんですね。発見したら直せよ、と。そういうプロ意識の低さが非常にイライラさせるポイントです。

プロアクティブではダメだと確信して先月にはWiley(アメリカの有名なテキスト)を購入し、あまりの内容の充実ぶりに感動してしまいました。なぜもっと早くこちらでやらなかったのか。時すでに遅しでした。

 ②講師がムカつく

人によって合う合わないがあるのでしょうが、私には合わなかったです。4択から選ぶ過去問の解説では「う〜ん、これはA!いや、こんなのA以外あり得ないでしょう!なんでかって言われてもこう覚えるしかないから!以上!」みたいな解説がちょくちょくあります。解説になってないんですね。

講師がきちんと理解できているのかな?と思って今うケースも多々ありました。

また、過去問の解説をする際に「これは簡単だわ」とか「これ間違える人いないでしょう」とか余計なチャチャが入ります。言わんでいいわそんなん。その問題を間違っている時は非常に不快な気分になります。そんなことでメンタルが左右されていてはダメなのでしょうが。

ちゃんと解説している問題であっても、動画の解説が下手and言い間違えが多い(そんなもん本番環境にのせるな)であるためなかなか頭に入ってきません。

 ③学習効率を下げるシステム

受験生専用サイトで過去問演習ができる仕組みになっているのですが、これが非常に使いにくい。なぜかと言うと解説が全て動画になっており、文字での解説がないからです。解説を聞いて疑問に思った点やもう一度確認したい時は、その解説を初めから聞き直したり、ヤマカンで解説動画の該当部分を探す必要があり、学習効率を下げます。

2)自身の環境の変化

受験の間に結婚することになり、その準備や結婚生活において、配偶者に非常に負担をかけてしまっていることに気がつきました。休みの日でも勉強ばかりしていて妻に構ってあげることができず、非常に辛い思いをさせてしまったことを後悔しています。独身時代のように自分の好き勝手に時間を使うことはできないなと痛感しました。

また、会社の部署が変わったことによって、急遽海外出張が入ってしまったりすることが増加し、そのような生活スタイルの中で勉強することが非常に困難でした。

(3)英語能力不足

私のTOEICは740点です。この程度の英語力ではこの試験に合格するのは非常に難しいと痛感しました。最低限でも950点以上は必要なのではないでしょうか。米国公認会計士私見では、各科目の試験時間はそれぞれ4時間です。長時間にわたって長い英文を読まされることになります。試験本番で、私の英語力では問題の意味が十分に理解できない、また、問題を読むことに非常に時間がかかってしまい、回答内容をしっかりと練る時間に充てることができなかったと痛感しました。

2019年1月に購入したWileyは内容がすべて英語のため、私の英語力では理解するために非常に時間がかかってしまいました。

(4)自身の能力のコアな欠点

これが今回の失敗の最も大きな要因、諸悪の根源です。

まず、私は集中力が足りず、注意力散漫でした。

勉強をしていても、ドラゴンズの試合が気になって全く進まなかったり、Twitterが気になってしまったり、ついつい他のことに目がいってしまったりと、勉強をしていても別のことに気が散ってまったく勉強が進みませんでした。

おして、計画性のなさです。

本来であれば勉強の計画を作ってその進捗を管理しつつ、PDCAをまわして改善していく、という手続きをとる必要があります。しかしながら、上記の通りグダグダな勉強をして予定通りに進まないことが多く、それにたいする計画の修正もしておらず、結局だらだらと勉強を続けて全く進まないという致命的な欠点がありました。仕事ではきちんと計画を管理できるのになぜ勉強ではできないのか、自分が本当に嫌になりました。

戦力の逐次投入はダメだと「失敗の本質」で学んだはずなのに…

きちんと対象を決め、条件を確認し、戦略を立てて物事に臨む必要がありました。

なぜわかっていてできなかったのか。

 

3.これから受験しようと思っている人へ

(1)予備校を信用しすぎない

 予備校はみなさんを受験する気にさせて入学させるまでが仕事です。正直、そのあとのことは知ったこっちゃないのです。だから、受験は簡単だと言ってきます。でも、そんなことはないです。少なくとも1年以上ずっと勉強する必要があり、失うものは少なくありません。また、年収が上がるわけではないのですから、きちんとリスクとリターンを考え抜いてからスタートしてください。私は1年半無駄にしました。

(2)受験はTOEIC950点取ってから

「英語力がなくてもチャレンジできる」と予備校は言うかもしれません。まあ、チャレンジはできるようね、合格するかはわかりませんが。

私は、上記の通り最低限ネイティブレベルで英語を読み書きできることは必須だと思います。米国公認会計士受験をする前に英語の能力はきちんとネイティブレベルまで高めておく必要があります。そうでないと非常に遠回りすることになります。

(3)勉強期間は非常に長い

1000時間で合格という通説はどこからきたのでしょうか?そんなオカルトあり得ません。みんなきちんと勉強時間を計測しているのでしょうか。

おそらくこれは合格者の平均勉強時間であって、その下には私のように諦めた死屍累々の数字は入っていないのでしょう。

そう、生存者バイアスです。

1000時間以上の時間はかかるだろうと思って長期戦で臨むべきだと思います。

 

 

4.今後の方針

トレード「株式トレーダーとして継続的に利益を出す」

キャリア「会社の看板がなくても勝負できる人材になる」

 

上記2点に変更はありません

キャリアでは「2.失敗の本質」で記載した私のコアな欠点を修正し、英語力を高めることをキャリアアップのための方針として継続します。

私のコアな欠点が修正されない限り、キャリアにせよトレードにせよ絶対に何もうまくいきません。

再受験を考えるとしたら少なくともTOEIC950点を超えてからですね。

それまではトレード優先で生活の質を上げていく予定です。