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米国株トレードを中心に普通の人が資産形成をする方法を紹介します。カイエンと青山の土地購入を目指しています。

投資と投機、バリューとグロースの違い

「日本のグロース株投資家はグロース株投資とトレンドフォロー投資を混同しているのではないか」というツイートを目にしました。

グロース株投資とモメンタム投資(トレンドフォロー)を明確に区別することは難しく、区別する必要はないと思います。投資家もトレーダーもファンダメンタルズとチャートどちらも活用するからです。

調べてみると、本邦のみならず米国の投資家やトレーダーもこれら手法を組み合わせているようです。

結局、グロース株投資で利益を上げるにはトレンドが必要ですし、トレンドフォローにもファンダメンタルズの裏付けが必要です。

 

良い機会なので、自分の頭の中を整理するために曖昧に使っていることもある用語について考えてみます。

 

 

 

1.投資と投機とギャンブルの違いを述べよ

この質問への回答でそれぞれの考え方が明らかになるので面白いです。

皆さんはいかがでしょう。

私の考えは下記の通りです。

 

【投資】

 対象のファンダメンタルズを指針に取引する行為。プライスとそれに織り込まれていないファンダメンタルズのギャップを見つけて成果をあげる。

【投機(トレード)】

 対象のプライスを指針に取引し、成果を損益のみで評価する行為。プライスの形成から人々の行動を先取りして成果をあげる。

【ギャンブル】

 ボラティリティと期待値に賭ける行為。過度なレバレッジをかけた先物やFXもこれに含まれる。

 

普通ですね笑

人によっては「投資も結局は損益で評価するのだから、全ては投機である」と主張する過激派トレーダーもいらっしゃいます。

 

この記事を書くにあたり調べていたところ、「投資は長期的視点で投機は短期的視点である」という説明もありましたがこれはナンセンスな回答です。投資的が長期で投機が短期になりがちなのは、その本質ではなく、付随して発生する事柄だからです。

投資家と投機家が同じ株に同じプライスで同時に取引したと仮定しましょう。等式が期待するファンダメンタルズのプライスへの反映は時間がかかることがあります。株式市場のプライスそのものは頻繁に値動きするため、プライスの幅で行動をとる投機家がより頻繁に取引することになります。もちろん、決算発表などでファンダメンタルズが一気にプライスに織り込まれることはありますけど。

 

投資家善玉論と投機家悪玉論も目にしましたが、コモディティの高騰に対する民の不満のはけ口にする時以外でこの言説が受け入れられるとは思いません。

 

2.バリュー投資 グロース投資

投資は大抵バリュー投資とグロース投資に分類されます。

バリュー投資もグロース投資も「現在のプライスはファンダメンタルズが織り込まれておらず過小評価されている」という姿勢が前提としてあります。

私は、バリュー投資とグロース投資を分けるポイントが見ているファンダメンタルズが現在か将来かではないかと思っています。

【バリュー投資】

現在のファンダメンタルズとそれが織り込まれていない現在のプライスの乖離

【グロース投資】

現在の成長率やビジネスモデルなどから推定する将来のファンダメンタルズとそれが織り込まれていない現在のプライスの乖離

 

バリュー投資とグロース投資で本質的な違いはないと思います。

 

ウォーレン・バフェットはバリュー投資の代表とされることが多いですが、グロース株投資家として紹介されることもあります。最近の彼のアップルのポジションなんかを見てると、バリュー的視点とグロース的視点のハイブリッドなのかなと思っています。

 

3.投資とトレード

投資家かトレーダー、どちらかである必要はありません。

それぞれの良いところを取り入れて自分のスタイルを作っていけば良いと思います。

一言でモメンタムトレーダーと言っても、細かいところでは様々な違いがあるので面白いです。これは「成長株投資の神https://amzn.to/2A108IH」を読んでいただくと良くわかります。話が逸れますが、この本は邦訳のタイトルが悪いですね。原著は”Momentum Masters”を成長株投資の神と訳していますが、「Momentum=成長株投資」ではありません。

 

グロース株を対象に投資/トレードしている場合でも、ファンダメンタルズを重視する投資家は、プライスがファンダメンタルズを織り込んで大きく上げるまで持ち、それまでに大きく下げても含み損をある程度許容するようにみえます。一方、私のようなトレーダー寄りの人間はポジションを取るときにファンダメンタルズを見ますが、それはプライスが大きく動く起爆剤になることを期待しているだけで、ファンダメンタルズそのものには興味がありません。プライスが損切りラインまで下がったら容赦なく切ります。

 

バリュー投資は上昇トレンドとセットになっていることがほとんどないので、トレンドを追っかけることはほとんどないでしょう。

 

とは言っても、再現性のある方法で利益を得られれば細かい区別を考える必要はないという気もします。色々な手法や哲学を学び、ファンダとテクニカルのいいとこ取りで成果を上げていきたいですね。

最後はちょっととりとめのない感じになってしまいましたが、このへんで。