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米国株トレードを中心に普通の人が資産形成をする方法を紹介します。カイエンと青山の土地購入を目指しています。

リセッション局面でどう動くか

投資家/トレーダーとして、本格的なリセッションを経験したことがありません。最近はリセッションを予感させる出来事が増えて来たので、仮に来てしまったとしても慌てないように対策を事前に検討します。

1.リセッションは近いか

2018年は9月と12月に利上げが予定されています。これはFRBがリーマンショック以降行ってきた量的緩和政策を反転させることを意味しており、市場から資金が引き上げられていくことになります。

景気後退は新興国、先進国、最後に米国の順に進むと言われており、現在は新興国の株式や通貨が下落しています。米国株式は引き続き好調を保っていますが、これが米国株に波及するのも時間の問題であると考えられます。

リセッション局面でどう動くべきか、投資ブロガーの間でも様々な意見が見られます。先日は「あらかじめ決めておいた価格で高配当株ETFを積みます」という意見も目にしました(これはやめておいたほうがいいと思います)

ドットコムバブル時のミネルヴィニの対応をご紹介し、モメンタムトレーダーとしてどのような態度でリセッション局面に望むか考えてみたいと思います。

2.リセッション局面でのミネルヴィニの対応

みなさんおなじみの「マーケットの魔術師[株式編]増補版」ジャック・D・シュワッガー著にこれまたおなじみのマーク・ミネルヴィニのインタビューが掲載されています。この本が特徴的なのは、インタビュー自体は1999年半ばから2000年の初めにかけて行われており、2000年3月のドットコムバブル崩壊後にフォローアップインタビューを行っています。「マーケットの魔術師たちが90年代の好調相場で大きくリターンをあげたのはわかったが、弱気相場でも同じようにリターンをあげられているのか?」というちょっと意地の悪いインタビューをしています。この中でミネルヴィニがリセッション局面の中であげたリターン、およびその対処方法を語っていますので、来るべきリセッション局面への参考にしたいと思います。

(1)トレードスタイル

トレードは急上昇株を捉えるスタイルです。ただ、本書で指摘されているように会のバイアスが強いため、弱気相場では難しい状況に置かれます。

急激な価格上昇の可能性を秘めた銘柄の早期発見に焦点を合わせるという彼の方法論は、ミネルヴィニのトレーディングに明らかな買いのバイアスがかかっていることを示している。

 

(2)ファンド運用

ミネルヴィニはドットコムバブル崩壊前に自身のファンド「クワンテックファンド」を立ち上げて他人の資金を運用しています。従来の年利100%以上を叩き出していた頃と比べると見劣りしますが、弱気相場で指数が軒並み暴落している中でプラスを維持しているのは十分だと思いますが、それは凡人の考えでしょうか。

2000年4月に弱気相場が始まって以来、ミネルヴィニのファンドはたった3%しか上昇していないのである(同時期のS&P500はマイナス45%、ナスダックはマイナス75%)

少ない状銘柄に集中的に資金を投入する、細かいストップロスを入れる、環境が悪ければ様子見をする、というスタイルが機関投資家に受け入れられなかったらしく、あまりうまくいっていないようです。ミネルヴィニがそのようなスタイルでやっている事は初めから分かっているのだから文句を言うのはお門違いだろうと感じるのは私だけでしょうか。

 

(3)下落局面での対応

エクスポージャーが買いに偏っていることをミネルヴィニ自身も自覚しており、自分が勝負すべき局面でない時はほとんど手を出さず、徹底してキャッシュポジションを保持するとのことです。空売りもマーケットの天井を狙うだけであまり実施していません。

また、僕にはできる限りマーケットから離れていると言う投資哲学があります。売買をしなければ、それだけリスクが減ります。マーケット環境が悪ければ、常に売買を繰り返してX%を稼ぐよりも、1年のうち3ヶ月だけ売買して同じだけ稼ぐ方を選びますね。 

休むも相場ということですね。

クワンテックはファンド設定から2年半ーほとんど弱気相場に重なりますがーのうちかなりの期間、キャッシュポジションか、あるいはそれに近い状態にあります。

 

3.まとめ

これはどんな局面でも言えることですが、自分のトレードスタイルにあった手法を選択すべきです。私はモメンタムトレードですからリセッション局面ではキャッシュポジションを多めにして、利確と損切りの幅を小さく抑えることで、多少のリターンを犠牲にしてもリスクを抑えることが重要です。

下記の戦略で考えています。

リセッション直前(現在)→キャッシュポジションを多めに保有してタイトなトレードを行う

リセッション中→下落中には何もしない。一旦底打ちして新しいトレンドができそうなタイミングで小さなポジションで先導株を打診買いする。騙しであれば粛々と損切りし、本格的に長期の移動平均が上向き始めたらポジションを積み増していく。

 

 

ま、リセッションがこないのが一番いいんですけどね。

もし来てしまったら資金を引き上げ、「安全」であるという愉悦 を噛み締めたいと思います。