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【阿波踊り騒動】地方利権に群がる地方メディア

お盆の期間、阿波踊りがちょっと話題になっていました。

阿波踊りのクライマックスを担う「総踊り」を中止した徳島市の遠藤市長に対して、阿波踊りの踊り手らが反対するというわかりやすい構図はお茶の間の興味を誘いました。あくまでも「総踊り中止」を強行する市長と実行委員会に対して、踊り手達が独断で「総踊り」を決行したニュースは胸のすくような思いでした。

阿波踊りにも地方メディアにも関わりを持ったことがあるので、興味深くウォッチしていました。

news.livedoor.com

 

 

1.阿波踊り問題の発端

さて、実はこのニュースはここ数ヶ月で出てきたものではなく、昨年からトラブルが発生していました。

阿波踊りは徳島新聞と徳島市観光協会の主催で行われてきましたが、後述する原因によって慢性的に赤字を出してきました。

 

昨年、赤字問題によって徳島新聞と徳島市観光協会の対立は激化している中、徳島市長に就任した徳島新聞系列の元アナウンサーの遠藤氏は、徳島市観光協会を解散させて自身が実行委員長の阿波踊り実行委員を組織します。

遠藤市長は赤字体質の改善のために主要な収入源となるチケット収入を増やすことを目論みます。

阿波踊りでは終盤に様々な人気の連(阿波踊りのチーム)が一丸となって踊り歩く「総踊り」があり、この総踊りが見られる席にチケットの人気が集中し、他のチケットはそれほど売れないという構造的な問題がありました。

「総踊りをやめて人気の連を様々な席に分散させれば、他のチケットの売り上げも増えるだろう」と考えたのでしょう、実行委員会は総踊り中止を決めます。

これに反発した踊り手と市長の対立がマスコミにクローズアップされ、阿波踊りの人気はガタ落ちし、このような結果になったわけです。

 

2.阿波踊り協会赤字の原因

さて、そもそも阿波踊りが赤字となっていたのはなぜでしょうか。

それについて詳しく書かれているのがこちらの記事です。

gendai.ismedia.jp

gendai.ismedia.jp

記事に指摘されているように、赤字の原因は徳島新聞の利権確保です。

・徳島新聞による人気席のチケット買い占め

・高コストの徳島新聞関連企業の利用

このようなことをやっていれば高コスト体質になるだろうなという印象です。

おそらく、徳島新聞は自分たちが主催者でやっているのだからこれくらいの便宜は当たり前だと思っているのでしょう。

都会に住んでいる方からするとなかなかピンとこないかもしれませんが、地方における地方新聞と地方テレビ局は非常に強大な存在感を放っています。

 

3.利権を貪る地方メディア

徳島県ではありませんでしたが、私にも苦い思い出があります。

地方で何かイベントを開こうとしてくると絶対に口を挟んでくるのが地方新聞と地方テレビ局です。何かしらの形でカネを要求してきます。一番多いのは地方テレビ局関連企業、特に広告代理店です(上記の記事にもありましたが)。とんでもない金額で見積もりを出してきます。

役所にも深く食い込んでいるので、「俺たちを通さずにここで何かできると思うか」と平気で言い、しぶしぶ発注することになります。当然、ろくに仕事をしないので金だけ払って黙っていてもらうことになるわけですが。

インドネシア時代に現地の土建屋さんが言ってたのを思い出します。

「反社が現場に作業員を出すので(もちろん断れない)、日当分のカネだけ出して帰ってもらう」

残念ながら、日本の地方新聞社や地方TV局にも近いものがあります。

ヒルのように地方の利権を吸い続けてパンパンなんでしょう。今日日地方新聞などは売れませんので仕方がないのかもしれません。

 

4.それでも赤字の阿波踊り

2018年の阿波踊りは公式では108万人の参加者があったとのことです。まあ、あんな人数をどうやって数えているかわかりませんし、限りなく適当でしょう。

水増し疑惑も出ています。

headlines.yahoo.co.jp

 

阿波踊りの赤字は根本的な改革がない限り今後も続いて行くでしょう。人が踊っているのを見るのもそれなりに楽しいですが、わざわざ見に行こうとも思いません。

www.itmedia.co.jp

徳島市の阿波踊りには参加したことがないのでわかりませんが、一般市民も参加できるものなのでしょうか。

私が毎年行く阿波池田市の阿波踊りでは、連によっては飛び入りで参加できますので、毎年のように私も踊る阿呆になっています。

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阿波踊りへの愛と地方メディアへの嫌悪感から、偏見が混じった内容になりましたが、地方イベントについて考える良いきっかけになると思います。