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米国高配当株を損切りしました 3/3 米国高配当株式投資の未来

 

gekko1108.hatenablog.com

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上記の記事の通り、私は米国高配当株式投資で失敗しました。
「いや、下落している時こそ買い増す時だ」「10年20年しないと結果はわからない」などという反論はあるでしょうが、ナンセンスでしょう。一部米国株ブロガーの間で好まれている「米国高配当株式投資の未来」について考えました。

1.配当再投資戦略のデメリット
2.ワイドモードとテクノロジー
3.過去と未来
4.米国高配当株式投資の未来

 

 

1.配当再投資戦略のデメリット
米国高配当株式投資の基本的な戦略は下記の通りです。
株価が適正水準を下回っていて高配当を行なっている株を購入し続け

なるほど、下落している途中に買い続けることができれば、確かに購入平均単価は下がります(ナンピン)。これで株価がもとどおりに上がれば万々歳、上がらなくても配当金を再投資することで株価下落の損失をある程度取り戻すことができるかもしれません。
しかしながら、これらには下記の欠点があります。
(1)下落した株価が元に戻るとは限らない
高配当株に限った話ではありませんが、下落した株価が上がるとは限りません。そのままダラダラ下落し続けたり、最悪倒産することもあります。確かに、いくつかの株は過去の下落を乗り越えて息を吹き返したのかもしれません。しかし、テクノロジーの進化やグローバル化によって世界の変化がこれまでにないほど加速している現代においてもそうあり続けるのでしょうか?
また、減配するようなことがあればディフェンシブとは思えないような値動きで下落します。米国高配当株式に限った話ではないのですが、下落して戻らないリスクがあり、株価が下落した後にも変わらずナンピンし続けるのは不適切な手法だと考えています。

(2)税金の影響で複利効果は目減りする
特に我々日本人が米国株の配当金を受け取ると、米国で源泉徴収された後に日本でも課税され、大きく目減りします。この米国で源泉徴収された部分は申告すれば確定申告で控除されますが、給与などの所得がある人に限ります。
例えば、100円持っている人が5%の配当を再投資する投資を30年行う場合を考えます。配当に25%の税金がかかるケースと無税のケースを比較すると下記のような結果になります。

無税 432円
25% 301円

税金の力が大きいことがわかります。配当戦略の場合は、配当金を受け取るたびにこれを食らってしまうのでリターンが大きく減ってしまいます。


2.ワイドモードとテクノロジー
先日、ウォーレンバフェットとイーロンマスクが面白い言い合いをしていました。

jp.wsj.com

”マスク氏がその考え方にかみついた。「モートは時代遅れだ」と述べた同氏は、「攻め入ってくる敵に対する唯一の防衛策がモートならば、そう長くは持たないだろう。重要なのはイノベーションのペースだ」と続けた。”

 

「モート」はテクノロジーの進化でどんどん埋め立てられていくのだろうと考えています。
また、ライフスタイルの変化による大きな影響を受けるでしょう。
「コカコーラを飲むのを止める人はいないだろう」とよく言われます。飲み物を飲むことを止める人はいないでしょうが、それがコカコーラで無くなる可能性は十分にあります。糖分がたっぷり入った炭酸飲料よりも健康的な飲み物が好まれているのが現状ではないでしょうか。

私はビール以外の炭酸飲料をほとんど飲んだことがありません。

米国高配当株式投資を推奨する方がよく言われる「ワイドモート」です。例えば、タバコなんかが挙げられていますが(あれ?バフェットはタバコ銘柄を保有してましたっけ?)、そもそもタバコを吸う人がいなくなりつつあります。
このあたりの「かつてはワイドモートと考えられていたものが敵のジロジーによって変化した例」は昨今枚挙にいとまがありません。

特に米国高配当株式投資家が好む生活必需品、タバコ、のセクターのモートはこれからなくなっていくのだろうと考えています。


3.過去と未来
シーゲル教授はS&Pの各銘柄のリターンをはじめ、様々なリターンを計算しており、過去のデータに基づいて米国高配当株式投資の優位性を示しています。
しかしながら、未だかつてないレベルの速さで変化し続ける世界においても過去と同じようなリターンを上げられるかどうか、疑問です。株式市場自体が停滞し続ける時期の再来、世界的な災害、戦乱など、様々なリスクも残っています。
今まで成績が良かったのでこれからも良い成績を出すだろう、とは私は思えません。


4.米国高配当株式投資の未来
では、米国高配当株式の未来はどうなるのでしょうか。
失敗した分際で偉そうなことは言えませんが、下記の理由で現時点ではやるべき投資方法ではないと考えています。
(1)配当再投資戦略はナンピン塩漬けリスクと隣り合わせ
(2)高配当は税金の影響でリターンが削がれる
(3)ワイドモートは今後モートではなくなる
(4)過去の成績が良かったからこれからも良いとは限らない
(5)バリュー株は利益の大きな伸びは望めない
(6)今は割安ではない(PERがどれも高い)
(7)個別株投資特有の突発的に事故るリスクがある

ではどうするのと言う話なのですが、基本的にはインデックスを定期的に積み立てる、もしくは資産内の株と現金の比率を明確に定めておきそれに合わせて定期的にリバランスする方法、などがあるのではないかと思っています。

頭ではわかっているんですけれどね。私は個別株が好きなので、損してもやっぱりこの先も個別株をやるのだろう、と思います。