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米国株トレードを中心に普通の人が資産形成をする方法を紹介します。カイエンと青山の土地購入を目指しています。

階級と就活 上

 

大学院生の妹から久々に連絡がきたので何かと思ったら、「就活のアドバイスをして欲しい」とのことでした。今日は3月1日で、就活が解禁する日なのだとのこと。解禁する当日に相談されても、すでに時遅しであることは否めませんが、明日、会って話をすることになりました。

さて、世の中には就活に関する様々な情報やテクニック(そのほとんどが再現性のないものや小細工でしかなかったりしますが)が存在します。これは、ほとんどの人にとって新卒就活は1回しか行わないため情報の蓄積が行われず、精通したプロフェッショナルが生まれないこと、就活をする学生もほとんど予備知識がないまま就活戦線に投げ込まれるためどうしようもない内容でも受け入れられることがあること、が原因です。

話題が逸れました。
私自身は就活に失敗した人間ですので、ろくなことは言えませんが、これが人生でどのような意味を持っており、どのように進めていくべきかということについて話そうと考えています。

私が妹に伝えなければいけない一番大切なことは下記の一点。これが腹落ちしているかしていないかで就職活動の質が変わります。


就活とは階級のスタートラインが決まるイベントです。


1. 人生とカネ
そもそもの大前提の話をしましょう。
我々が就活をするのは、生きるためです。職を得てスキルを磨き、カネを手にして生きる手立てとするためです。その程度です。ただ、現代の日本で大学生にとってはは就活をするのが一番手っ取り早くてコスパが良いからそうしているだけにすぎません。特別な才能があって仕事をしなくてもいい人や、フリーターや無職でも十分に生きて行ける人は、わざわざ就活をして就職をする必要はないのですから。

つまり、近代資本主義社会で生きていくためにはお金を稼ぐ必要があります。

我々の平均年齢は80歳を超えており、その程度まで生きることを想定しなければなりません。
その80年の人生において必要なカネ、それをどのように調達すれば良いのか、考えてみましょう。

 

架空の人物、幸雄くんの人生にを例にあげて考えてみましょう。中堅大学(地方帝大 早慶)を22歳で卒業し、卒業時の金融資産及び借金0、実家はお互いに援助をしない、卒業と同時に就職、という条件です。そして、幸雄くんはなかなかの倹約家で、毎年


(1)収入
年収400万円スタートで、毎年15万円ずつ年収が上がると仮定します。60歳まで働くことにしましょう。
60歳以降の年収ですが、年金はもらえない前提で考えます。今大学を卒業する人たちが年金をもらえるとは思えませんから…

(2)必要生活費
独身時代は税金なども含めた出費は年収の3/4までに抑えます。30歳からは結婚や子育てを考慮して、出費が増えます。退職後の生活費は月30万円と仮定します。

(3)資産
(1)と(2)の差額を毎年貯蓄で積み重ねて生きます。

↑ざっくりとした内容ですが、大幅な動きは間違っていないかと。

 

(4)結果
幸雄くんは生涯年収約2億5千万円で、それほど無駄遣いをしない一般的な支出に照らし合わせたところ、80歳でそこをつくという趣味レーション結果になりました。もしかすると80歳以上生きたり途中で太陽をしてお金がかかるケースなどを考慮した場合、もう少しお金がいることになるでしょう。
60歳以降は基本的に無収入となるため、それまでの資産を取り崩して生活することになります。今回のケースでは幸雄くんは貯金をする前提で話を進めましたが、本来であれば長期滝な資産形成を目的とした投資をするべきでしょう。ただ、今回のテーマではないのでそこには言及しません。


ここで覚えておいていただきたいのは、少なくとも60歳まで労働し、引退後に備えて資産を蓄え、引退後は資産を取り崩して生きていかねばならない、ということです。そして、現役時代にどれくらい資産を貯められるかということは、どれくらいの年収をもらえる仕事につくのか、節約グセがあるのか、というところに結びついてきます。

 

2. 日本の階級
古今東西どの時代/地域でもあるように、当然日本にも階級が存在します。そして、昨今のグローバル化や格差の固定化に伴う、階級の細分化および階級間の格差の拡大が進行しています。

新・日本の階級社会では、筆者が日本の階級を下記のように分類しています。
(1)資本家階級
経営者などの資本家ですね。説明不要。
(2)新中間階級
高度な業務と専門性を持った労働者のことです。高給とりサラリーマンや管理職などがこれに当たるでしょう。
(3)労働者階級
一般的なサラリーマン。ブルーカラーの正社員なども入るのでしょうか。年収の目安は370万円とのこと。
(4)旧労働者階級
自営業者(1次産業従事者)です。
(5)アンダークラス
フリーターや派遣などの非正規労働者です。平均年収186万円

以上のような階級が日本に存在している、という筆者の意見に同意します。程度の差はあれ、日本にもこのような階級が存在していることは確かでしょう。

就活とは、自身の労働者デビュー時の階級を、(2)〜(4)のうちから設定する営みに他ならない、と私は考えています。

財閥大手企業や外資系などの高給職につくことができれば階級(2)でデビュー、そこまで高給ではないけれどそこそこの給与を手にできれるであろう職を得れば(中堅製造業など)階級(3)デビュー、ブラックサービス業や1次産業に就職すると階級(4)デビュー、完全に就活を失敗してフリーターや派遣になってしまうと(5)のアンダークラスデビューというわけです。

労働者にとっての階級は、上から落ちるのは容易ですが、下から這い上がるのは難しい仕組みになっており、スタートラインによってほとんど決まってしまうと言っても過言ではありません。スタートで失敗したものが階級を上げる、もしくは資本家階級へのジャンプを試みる、それは労働以外のところで(ギャンブルやトレード)試みる他ないのです。

 

下記2点は(下)で説明します。

3. 就活への取り組み
4. 人生と仕事